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濡れた髪
風邪をひきそうな午後だった

洗い落としきれなかったプールのざわめきを
右の耳左の耳に運ぶ濡れたままの髪は
あなたと並んだこともある傘の中で
家へ帰るまでに乾くことはなさそうで

でもこんな午後だから
無数のあたたかい細い雨をあびるように
そっと傘をとじれば
まだ晴れない瞳の私に
この髪が悲しいほど似合ってしまう



髪が揺れるたびに聞こえてくるのは
水の中で私を抱き上げてくれたあなたの
愛してるよ
のささやきに似ている気がする

あなたはこの雨のようにおだやかで
私の髪をなでる仕草
背中にまわった優しい腕
広くてあたたかい胸
あなたの愛は2年前も今も変わらないのに

そう
変わったのは私だけ
ほんの少しけだるい体は微熱さえ感じて
私の愛をしばりつけるくさりを引きずってる





 
JUGEMテーマ:恋愛状況。。
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